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エンジニアの日々の学びと思考の記録。

一度だけ戻りたい過去がある。そのお話。

こんにちは。

akitoshiblogです。

 

今日は僕の過去のお話です。

 

 

皆さんは過去に戻ってどうしてもやり直したいことはありますか?

 

 

生きていたらどこかのタイミングで選択を間違えたり失敗したりして、「あの時ああしていれば…」と思うことは長く生きていたら一度はあると思います。

 

例えば高校最後の部活の大会をもう一度挑戦してみたい、大学受験での失敗をやり直したい、彼女に振られる前に戻りたいなど色々出てくることでしょう。

 

僕自身も思い出してみると色々戻りたいタイミングはあるのですが、
その中でどうしてもやり直したい過去の決断がひとつだけあります。

 

 

それは大学時代にとあるCEOの方から「うちで働かないか?」とお誘いを受けた話を断ってしまったことです。

 

 

僕は大学時代、学内で行われていたTOEIC対策の講座運営スタッフを行っていました。その講座は学習塾を運営されている先生が外部向けの講義として色んな大学で開かれていたものです。

最初は自分も講座生だったが、運営に関わり先生方から色んなことを学びたくてスタッフを希望して活動を始めたのがきっかけでした。

 

当時はきちんとした運営組織ではなく、単なるお手伝いのスタッフになっていました。
だが年々増える受講生に対してサポート体制が整っていなかったことがあり、自分が入った時から組織として運営していくことになって行きました。

 

活動内容は
▷新入生に向けた講座の紹介、プレゼンテーションなど
▷週3回行われる講座の運営
▷受講生と講師との交流会やイベント運営
▷他大学へ向けた活動報告会

などを大学1年生から3年生が終わるくらいまで続けていました。


3年ほど関わってきた中で色んな経験をさせていただきました。


・受講生を増やすためのPR、イベントを考えることやプレゼンテーションの経験
・活動組織を大きくする為、講座スタッフの成長を意識した活動
・他大学が集まる生協組合の活動報告会でのプレゼンテーション(会場300人ほどの前で活動報告)
・他県にある先生方の学習塾(高速バス、電車、船を乗り継いで1日ほどかかる場所)へ一人で訪問し、塾での業務を体験、現地の観光など

この経験があり、挑戦することにより多くのことを学べるようになると実感してきました。


4年になり活動は抑えつつも、先生方とは定期的に関わりを持って話す機会はたくさんありました。


ただ4年生ということもあり当時は就活に悪戦苦闘してドタバタしていました。

 

そんな折、先生に就活の話をしていたら、

 

「就活して無難に会社に就職することがやりたいこと?うちにきてしまえばいいじゃん。みんな暖かく迎えてくれるよ。」

というようなお誘いをいただいたのだった。

 

その方は仕事に対して熱意を持ち、常に全力で人と向き合い、その器の大きさと温かさで人を惹きつける人だ。
お誘いをいただいた時は一筋の迷いもなくこの人の元で働きたいと思いました。

 

だがその決心を決行に移すには非常に大きな壁がありました。

 

 

それは「親の反対」。


今となっては恥ずかしい話だと思っています。
だがその当時は親の影響力が強く、そこに就職するのなら勘当するとも言われ当時の自分は断ることしかできませんでした。

 

親の目線で客観的に考えてみると、就活を放り投げてよく分からない土地でよく分からない会社で働く子供を止めたくなるのは想像に難くない。

 

猛反対を受け自分自身の不安もあいまって、その大きなチャンスを断ってしまったのである。

 

あれからもう4年。踏み出す勇気を持てなかった自分に対し、今もずっと後悔しています。

あの時にもう一度だけ戻れるのなら、親をきちんと説得した上で「ぜひよろしくお願いします!!」と飛び込んでいきたいとずっと思っています。。

 

 

伝えたいこと

 

後悔を一度もせずに生きている人は誰一人としていないと思います。

 

僕自身、後悔をたくさん持ちながらも今を最大限良いものにしていく為に必死に生きています。
(そうやって過去の決断をしてきた自分に対して少しでも抗いたいだけなのかもしれないけど)

 

誰もが後悔しない人生を生きようとしても、どこかで「あの時ああしていれば」と考えてしまうことがあるかなと思います。

 

だからこそ後悔しないために必要なのは、今後を大きく変えるような選択をする際に「失うものに対してばかり目を向けないこと」だと僕は思います。

 

「決断」という言葉が表すように、決めることにより”得られる何か”と”失う何か”が間違いなくあります。

 

ただ失うものばかりみていたら前には進めない。

 

全力で自分の本音とぶつかって納得いくまで悩んで出した結論なら、たとえ失うものが多くても前に進むべきだと僕は思います。

失うものより得られる大切なものに目を向けて決心をしていければ、決断したその先で少しだけ笑っていられる未来が来るのかなと思います。

 

最後に

”やれない理由をいくつ探してみたって やらなかった後悔が勝つんだ”

僕の好きなバンド"SUPER BEAVER"の「閃光」という曲より。

 

やれない理由なんて探せばいくらでも見つかる。
やれない理由を探して正当化し「やらなかった後悔」にしてしまわぬよう、決断を重ねて生きていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでくださった方の何かのお役に立てればと思います。

 

それでは、また。